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  • 2013.04.25 Thursday
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母のこと

 久しぶりに実家へ帰った。

 治ったはずの母の乳ガンがどうやら肺に転移したらしい。

 何とも言葉にできない。


 三歳の時だった。

 生きてる者には全て寿命があって、人間も必ず死ぬことを知った。

 その時真っ先に脳裏に浮かんだのが母の死だった。
 
 僕にとって一番大切な人だったから。

 気が変になるくらい悲しみが全身を支配した。

 涙が止まらなかった。

 「母にだけは死んでほしくない。」

 その一心だった。

 化粧台に座っていた母に向かって「お母さん死なないで!」と何度も泣きながら叫んだ。

 「お母さんはすぐには死なないから大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。」と母は僕を抱いて静かに笑っていた。


 今夜もあの時と同じだった。

 母は「大丈夫だよ。すぐには死なないから、大丈夫だよ。」と静かに笑っていた。

 
 かける言葉も見つからないけど。

 お母さん、僕を産んで育ててくれて本当にありがごうございました。

 これからは毎週伺ってあなたの話しを聞きます。

 どうぞ一日でも長く元気でいて下さい。


 桑村よしくに

 

 桑村よしくに

 

 


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